北海道公立高校入試の内申点と内申ランク

北海道の公立高校入試では、「内申点」や「内申ランク」という言葉がよく出てきます。
この2つが分からないままだと、志望校を考えるときに困ることがあります。
この記事では、保護者の方に向けて、内申点と内申ランクの計算方法を整理します。

内申点・内申ランクとは何か

北海道の高校入試では、中学校での成績も選抜資料として使われます。
その中学校での成績を点数化したものが「内申点」です。
そして、その内申点をA〜Mの13段階に分類したものが「内申ランク」です。

「評定」とは、通知表の1〜5の成績のことです

内申点は「評定」をもとに計算されます。
ここでいう評定とは、通知表に書かれる各科目の1〜5の数字のことです。
例えば、国語が4、数学が3、英語が5というような数字ですね。
なお、学校によっては通知表の表示方法が違う場合もあります。
その場合は、中学校から配布される説明資料や、学校の先生に確認してください。

内申点は9科目の評定をもとに315点満点で計算されます

内申点は、国語・数学・社会・理科・英語に加え、音楽、美術、保健体育、技術・家庭も含めた9科目の評定を使って計算します。
中1・中2は2倍、中3は3倍して合計し、315点満点で計算します。
計算方法は、次のとおりです。

学年計算方法満点
中19科目の評定合計 × 290点
中29科目の評定合計 × 290点
中39科目の評定合計 × 3135点
合計315点

内申ランクはA〜Mに分かれます

内申点を20点ごとに区切ったものが、A〜Mの内申ランクです。
Aランクが最も高く、Mランクまでの13段階あります。

ランク内申点
A296~315
B276~295
C256~275
D236~255
E216~235
F196~215
G176~195
H156~175
I136~155
J116~135
K96~115
L76~95
M63~75

オール3・オール4だと何ランクになるのか

内申点は、実際に計算してみるとイメージしやすいです。
ここでは、よくある例として、3年間オール3の場合と、3年間オール4の場合を見てみます。

3年間オール3の場合

3年間すべての科目が評定3だった場合は、次のようになります。

学年計算
中13 × 9科目 × 2 = 54点
中23 × 9科目 × 2 = 54点
中33 × 9科目 × 3 = 81点
合計189点

内申点は189点で、Gランクになります。

3年間オール4の場合

3年間すべての科目が評定4だった場合は、次のようになります。

学年計算
中14 × 9科目 × 2 = 72点
中24 × 9科目 × 2 = 72点
中34 × 9科目 × 3 = 108点
合計252点

内申点は252点で、Dランクになります。

一般入試では、内申点と当日点が使われます

北海道公立高校の一般入試では、内申点を含む個人調査書と、当日の学力検査の点数を使って合否が判断されます。
募集人員の70%程度は、個人調査書の各科目の評定と学力検査の成績を同等に扱って選抜します。
残りは、個人調査書の内容等を重視する枠、学力検査の成績を重視する枠に分かれます。
この仕組みは少し複雑なので、この記事では詳しい説明まではしません。

岩見沢東高校・岩見沢緑陵高校を考える場合

岩見沢市内で公立高校を考える場合、岩見沢東高校、岩見沢緑陵高校を考えるご家庭が多いと思います。
以下は、道コン事務局の資料をもとにした、2025年度入試の合格者平均ランクです。

高校学科合格者平均ランク
岩見沢東文理探究科Bランク
普通科Dランク
岩見沢緑陵普通科Fランク
情コミ科Fランク

合格者平均ランクは、合格者全体の平均であり、合格ラインを示すものではありません。
実際の合否は、内申ランクだけで決まるわけではなく、当日の学力検査の点数も関係します。

まとめ

北海道の公立高校入試では、「内申点」や「内申ランク」という言葉がよく使われます。
内申点は、中1・中2・中3の9科目の評定をもとに、315点満点で計算されます。
中1・中2は9科目の評定合計を2倍、中3は9科目の評定合計を3倍します。
その点数によって、A〜Mの内申ランクに分かれます。
まずは、お子さんの通知表をもとに、現在のおおよその内申点と内申ランクを確認してみてください。

参考資料

・北海道教育委員会「令和8年度(2026年度)道立高等学校入学者選抜の手引」
・北海道学力コンクール事務局「合否判定の仕組み」